ドキドキ文芸部プラス!怖くなりはじめました。11
前回までのあらすじ「流れ変わったな」
モニカにswitch本体に登録してある名前を呼ばれ大いに動揺した私は、前回セーブした地点まで戻ろうとメニュー画面を開くと案の定全部消えているという状態を目の当たりにする。
混乱しつつもとりあえず現状をセーブしてホーム画面に戻ろうとする私を嘲笑うかの様に「その必要は無い」という無慈悲なモニカの言葉がその場に表示された。
震え上がった私は、ただ静かにswitchを一旦スリープしたのだった。
怖過ぎて時が飛んでしまった。でも充分に心を回復したのでまた遊んでいきます。
さて、一回終了したらどうなるんだろう。デスクトップに戻れる?やってみようか…お、戻れた無音怖い。
色々追加されてるかもしれないから見てみよう。画像と音楽が追加されている。キャラクターデータはモニカのみに。
あー、ゲームはモニカと対面するシーンから。ユリはモニカが色々弄った、らしい。サヨリもそう。ん?モニカも俺のこと好きなの?いやそんな呑気なことを言っている場合ではないんだけど…。
この世界で本当に一人きりである私のさびしさ
他の3人はAI?モニカもAIだったけど人格を持った?普通に中に人が入ってる?
ここに閉じ込められている。俺にもここにいろと!?
ちょわ、告白されて、返事が一択!!言うしかないやん、はいってさぁ!
ちょっと、見守っていこう、ことの成り行きを。
モニカがゲームを色々いじって、俺と二人きりエンディングを作ったと、
このバグったノートでポエム作るの!?最高にイカれてるな!!
作ってみるけどさ!
じゃあ、なるべく文字化けしてないやつ選ぼうかな。モニカ、モニカ、モカ、モ、モカ、モニカ、やべ、モの文字がゲシュタルト崩壊した。モカ、モニ、モニカ、モニカ、モニカ、モカ、モニカ、モニ、モニ、モニカ、モニカ、モニ、ニカ、モ
壊れたおもちゃか俺は。
え、モニカさん、これ貰って…嬉しいのかな…?
あ、嬉しそう。よかった。いや、よくはないな。
うおー、詩をもらうの怖い~。
あ、思ったより怖くない。もはや麻痺してるよ。
今までの詩は私の気付きについてだった。そうよね。何となくはわかっていたよ。
第四の壁、何だっけこれ、メタに関することだったよね。
舞台と客席を分ける一線のこと。ふむふむ。
え、これって途中でモニカのキャラファイルを消しておくべきだったとか?
え、目を見つめ合いましょうってスチルでウィンドウ消えて不動のモニカになりましたが?と思ったらすごい嫌なこと言ってきた。
ちょっと様子を見てみよう。今回はここまで。
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