【ネタバレなしレビュー】OMORI
クリアできたので一旦まとめてみます!評価を主観でつけてみる。★5個が最高。
⭐︎ストーリー ★★★★★
好き好みが分かれそうではあるけど、刺さる人はきっと、ずっとOMORIの事忘れないんじゃないかな。
ちょっとだけ序盤を冗長に感じるかも?とは思いましたが、中盤からは先が気になって仕方がないのに、知るのも怖いみたいな複雑な心境で、急ぎつつも恐る恐るプレイしました。
とにかく心がざわざわするんだ。情緒が掻き乱されるタイプの、すごいお話でした。
友情とか、思い出とか、かけがえのない大切なものたちを描いた作品だと思います。道中はみんなとのコミカルなやり取りもあったりで楽しいです。
私にとっては初めてのタイプの物語だったかも。ジャンルはホラーということで、怖いです。色々な恐怖描写もありますが、でも怖いからって遊ぶのを避けてしまうのは勿体無いかも…って思うくらい印象的で素晴らしい作品でした。
なんかちょっと、一般的にと言っていいのかわかりませんが、『ホラー』と言われて最初に想像するホラーじゃないんだよな…あんまり言うとネタバレになってしまうかも。
この心境を作品にしてしまうの!?表現できてしまうの!?って震えました。
だからもしかしたら、人によって感じる怖さが全然違うかもしれない。これはネタバレありのまとめ感想の方に書こうかな。
OMORIの説明は一言で表現できなくて、消化しきれない感情になる作品というか、クリアした後もこの作品のことを延々と考えてしまって、眠れなくなるような、そういう静かで強大なパワーを持っている感じです。
プレイ感想の記事でも散々、怖い怖いと大騒ぎしましたが、私は終盤本当に怖くなってしまって、最後まで進められないかもって焦った。もういい大人なのに。
でもエンディングが見たくて、怖いシーンで薄目とかも駆使しながらなんとか頑張りました。クリアできて本当に良かったです。
⭐︎グラフィック ★★★★★
すごく可愛いです。ポップなドット。キュートなビジュアル。イラストも柔らかで暖かなタッチ。パステルとかクレヨンとか色鉛筆みたいな、優しさのあるイラストなのに、怖いシーンはしっかり怖い。
わっと脅かすというよりは、じんわりとしたような恐怖感を表現している気がするから、リアルなタッチじゃなくても効いてくるのかも。
パリッとはっきりした印象の現実パート・夢かわいいヘッドスペースでのパートなど、いる場所で色味と雰囲気が変わる表現が大好き。
⭐︎BGM ★★★★★
本当に素晴らしいです。めっちゃ好き。戦闘曲はかっこいいし、印象に残る楽曲多数です。
もしこれから初見で遊ばれる方はぜひ音をオンにして、いろいろなダンジョンや街の音楽を聴きながらプレイして欲しいくらいおすすめです。
音楽がいいゲームってすごく印象に残ります。OMORIも例に漏れず、大好きになりました。
物語に深く関わっている重要な要素があって、その曲が流れた時には思わず涙腺が緩みました。OMORIというゲームの為に、この楽曲たちは大切に丁寧に作られたのだろうなと感じます。
⭐︎システム ★★★★⭐︎
戦闘のシステムがちょっと斬新で面白かったです。
感情システムというもので、自分の感情の状態と相手の感情の状態で強弱の相性が変わったりするのですが、これが個人的に好きでした。慣れるまで覚えられなくて苦戦もしましたが、わかるようになってくると戦略的に感情を変えながら戦えて楽しい。アイテムも結構大事かも。
同じ感情を重ねて強化できるので、段階的に感情が強くなった時のキャラのイラストに注目して欲しいです。特にオモリの表情差分は必見。他のみんなより一段階多く強化できるのですが、最終段階の顔、初見はビビりました。
主人公がしていい顔じゃないのよ。
⭐︎総評 ★★★★★
素晴らしいゲームでした!エンディングが複数あるみたいなので回収するぞ。
遊べるところがまだまだたくさんありそうな雰囲気でした。ミニゲームとか寄り道とか結構あるようです。最初だったのでストーリーを夢中で追いかけちゃったけど、ゲーム内トロフィーみたいなものもあるのでじっくり遊べそうです。
怖いのが苦手だけど気になっている人に向けての遊び方対策みたいなのがあれば良かったんですけど、
◆探索をあまりしない(非推奨)
ってことになっちゃいそうで、そうするとせっかくのOMORIを充分に楽しめない気がするから勿体無いしおすすめはしません。怖いけど耐える方向性で、じっくり探索しながら遊ぶのがいいかな。私が試した対策は
◆自分のいる部屋を明るくする
◆怖いシーンになりそうな時は薄目
◆怖くなったら一旦ゲームをやめて休憩&楽しい動画を観る
でした。
怖いの全く得意じゃないけど、OMORIはこれでなんとか遊べたので参考になればと思います!
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